前回はご自身のPCにPythonをインストールする方法をご紹介しました。
今回は、実際にPythonのコードを記述して実行してみましょう。
テキストファイルにコードを書き、拡張子を.pyに変更するだけで実行することができます!
ではいってみましょう。
1.テキストファイルを新規作成する
まずはデスクトップで「右クリック」⇒「新規作成」⇒「テキスト ドキュメント」をクリックします。

以下のように「新規のテキスト ドキュメント.txt」が作成されます。

2.コードを記入する
先ほどのテキストファイルを開き、以下のコードをコピーしてテキストファイルに貼り付けます。このプログラムは同じ場所にテキストファイルを作成します。ファイルの中身は write 関数の引数に設定している「pythonで書込み」という文字列です。
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import os # 自プログラムのパスを取得 script_path = os.path.abspath(__file__) script_folder = os.path.dirname(script_path) # txtへ書き出し with open(script_folder + "/output.txt", "w", encoding='utf-8_sig') as f: f.write('pythonで書込み') |
コードの解説
ここではimportコマンドに絞って解説したいと思います。
importとは
#記述例
import os
importコマンドを使用することで、Pythonをインストールしたときに一緒にダウンロードされている便利なプログラムが使用できます。たとえば import os と記述した場合、os.pyファイルをこのプログラムで使用するということです。

importが参照するフォルダ
importコマンドが参照する先のパスは、以下のようにして確認することができます。
import sys
print(sys.path)
この結果以下のパスが出力されました。
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\python39.zip’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\DLLs’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\lib’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39’,
‘C:\Users\user\AppData\Roaming\Python\Python39\site-packages’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\lib\site-packages’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\lib\site-packages\win32’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\lib\site-packages\win32\lib’,
‘C:\Users\user\AppData\Local\Programs\Python\Python39\lib\site-packages\Pythonwin’
つまり、この中から os.pyファイル を探し出して使用しているということです。
3.拡張子を「.py」に変更する
「新規 テキスト ドキュメント.txt」の拡張子を 「.py」に変更します。

以下の画像のように、拡張子の変更に対して警告が表示されますが、「はい」を選択します。

以下の画像のように、pythonファイルが出来上がります。

4.プログラムを実行する
ではこのプログラムを実行してみましょう。プログラムを実行するにはファイルをダブルクリックします。もしかするとダブルクリックをするとエディターが開くかもしれません。その場合は「ファイルを右クリック」⇒「プログラムから開く」⇒「Python」をクリックします。

5.実行結果
それでは実行結果を確認しましょう。プログラムと同じ場所に「output.txt」ができます。ファイルを開くの中身は「pythonで書込み」と記載されています。


まとめ
今回の記事ではPythonファイルを作成し、コードを実行して結果を得る方法をご紹介しました。まとめると以下のようになります。
手順1.テキストファイルを新規作成
手順2.コードを記入
手順3.拡張子を.pyに変更
手順4.ダブルクリックで実行
是非ご参考ください。
ではまた。
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