【Windows】SSD換装 OS丸ごとデータ移行を無料ソフト「Clonezilla」で行う方法

Windows

HDDからSSDに換装したい。あるいはSSDの容量を増やすためにSSDから新しいSSDに換装したいという場合、もとのデータ(Windowsシステムやその他のデータ)を新しいSSDに移行しなければいけません。

その方法は意外と簡単ではありません。しかし、この記事の手順通りに実行すればSSDの換装を成功させることができます。

ではいってみましょう。

まずは全体の手順を確認しましょう。

「SSD換装」の手順
  • 手順1
    新しいSSDのフォーマット
  • 手順2
    「Clonezilla」で 新しいSSD にOSごとデータ移行
  • 手順3
    新しいSSD を PC に取り付ける

  • 手順4
    パーティションの拡張

必要なものは以下の通りです。

SSDの換装に必要なもの

新しいSSD

SATA-USB変換ケーブル

USBメモリ

Clonezilla(※この記事でダウンロードします)

Rufus(※この記事でダウンロードします)

下の2つのソフトは後でご説明しますので、今は気にせず進めましょう!

なお、全体イメージは以下の通りです。

USBメディアにインストールした Clonezilla が司令塔となって、現在のHDD(またはSSD)から新しいSSDにデータ(OSごと)コピーします。

まずは、新しいSSDを使用可能にするために、 新しいSSDをフォーマット します。SATA-USB変換ケーブルで新しいSSDとPCを接続します。

次に新しいSSDをフォーマットするために、「スタートを右クリック」⇒「ディスクの管理」を開きます。

新しいSSDが未割当領域として存在していることを確認します。

「未割り当てを選択」⇒「右クリック」⇒「新しいシンプルボリューム」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

ファイルシステム:NTFS、クイックフォーマットするにチェックが入っていることを確認し「次へ」をクリックします。

「完了」をクリックします。

以下のメッセージが表示されますので「ディスクのフォーマット」をクリックします。

「開始」をクリックします。

「OK」をクリックします。

未割当の領域が正常(ベーシック データ パーティション)に変わっていることを確認します。

これで新しいSSDに書き込み可能な状態になりました。次の手順ではデータ移行ソフト「Clonezilla」を使用して現在のHDD(またはSSD)から新しいSSDにデータ移行を実施します。

次に無料のデータ移行ソフト「Clonezilla」で新しいSSDにOSごとデータ移行する方法をご説明します。まずは手順を確認しましょう。また用意した USBメディア は Clonezilla をインストールする際にデータが消去されますので、必ず空の状態の USBメディア を用意してください。

「Clonezilla」でデータ移行する手順
  • 手順1
    「Clonezilla」のダウンロード

  • 手順2
    「Rufus」のインストール
    ※Rufus は Clonezilla をUSBメディアにインストールするソフトです

  • 手順3
    USBメディアに Clonezilla をインストール
  • 手順4
    「Clonezilla」の実行 & データ移行

まずはこちらのURLをクリックし「Clonezilla」のダウンロードサイトへ行きましょう。 https://clonezilla.org/downloads.php

次に「alternative stable」をクリックします。

Select file typeを「iso」に変更 し、Downloadをクリックします。

以下のファイルがダウンロードされます。

手順2 「Rufus」のインストール

こちらのURLをクリックし「Rufus」のダウンロードサイトに行きましょう。https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/rufus/

次に「窓の社からダウンロード」をクリックしましょう。(※ストアアプリ版ではないほうをクリック)

ダウンロードした「rufus-4.6.exe」をダブルクリックしてインストールします。

手順3 USBメディアに Clonezilla をインストール

先ほどインストールした「Rufus」を起動します。

まずは「詳細なドライブ プロパティを表示」をクリックします。

「USB 接続の HDD を一覧表示」にチェックを入れます。これにより、USBメディアを選択することが可能になります。

デバイスの項目で「用意したUSBメディア」を選択します。

次にブートの種類で「選択」をクリックし、手順1 「Clonezilla」のダウンロード でダウンロードした isoファイルを選択します。

先ほどダウンロードした「Clonezilla」の iso ファイルを選択します。

次にパーティション構成を「GPT」、ターゲットシステムを「UEFI(CSM無効)」(※パーティション構成をGPTに変更すると勝手に変更されます。ファイル システムを「NTFS」に変更します。

最後に「スタート」をクリックします。

「OK」をクリックします。

※注意: USBメディア のデータは消去されますので、必要なデータを入れておかないようにしてください。よければ「OK」をクリックします。

ステータスバーの緑がいっぱいになったら「閉じる」をクリックします。

これで「Clonezilla」のインストールは完了です。

手順4 「Clonezilla」の実行 & データ移行

それではついに「Clonezilla」を実行して、データ移行を実施しましょう。

まずは USBにインストールした「Clonezilla」をブート実行します。

スタートメニューより「設定」をクリックします。

システムの項目の下のほうにある「回復」をクリックします。

「今すぐ再起動」をクリックします。

再起動したら次の画面に移りますので「デバイスの使用」をクリックします。

次に「EFI USB Device」をクリックします。

「Clonezilla」が起動しました。

一番上の項目 Clomezilla live (VGA 800 × 600) に * がついています。問題ありませんので、そのまま Enter キー を押します。

次に言語の選択画面が表示されます。「ja_jp.UTF-8 Japanese | 日本語」を選択して Enter キー を押します。

次に キーボードの設定 画面が表示されます。英語キーボードで問題ないためそのまま Enter キー を押します。この先入力する文字は y(yes) しかありませんので問題ありません。※Change キーボードのレイアウトを変更 を押すと、さまざまなキーボードの種類が表示され、キーボードの種類もわからないため、最初からやり直すはめになりました。

次に「Start_Clonezilla Clonezilla を開始します」が選択状態で開きますので、そのまま Enter キー を押します。

次に「device-device ディスク/パーティション⇔ディスク/パーティション」を選択して Enter キー を押します。

次に「Beginner 初心者モード:デフォルトオプションを了解」のまま Enter キー を押します。今回はディスクを丸ごとコピーするのが目的のため、初心者モードで問題ありません。

次に「disk_to_local_disk 「ローカルディスク⇔ローカルディスク複製」」を選択した状態で Enter キー を押します。

【※重要】次に コピー元のディスクを選択 します。コピー元つまり現在使用しているHDD(またはSSD)のディスクを選択してください。ディスク容量などをヒントに選択することができます。筆者は 128GBのSSD から 512GBのSSD に換装しますので、コピー元ディスクには 128GB と表示されている上の項目を選択します。選択したら Enter キー を押します。この選択を間違えるとシステムが消失するおそれがあるため慎重に選択してください。

次に コピー先のディスクを選択 します。選択したら Enter キー を押します。

次に「- sfsck 元ファイルシステムのチェック/修復をスキップする」(※デフォルトのまま)を選択し Enter キー を押します。

次に「-k0 コピー元ディスクのパーティションテーブルを使用」(※デフォルトのまま)を選択し Enter キー を押します。

次に「-plu Yes, copy log files to Clonezilla live USB drive if it exists」(※デフォルトのまま)を選択し Enter キー を押します。

次に「-p choose すべての処理の完了時に実行する、再起動/シャットダウン/他を選択して下さい」(※デフォルトのまま)を選択し Enter キー を押します。

次に、画面が上にずれ下のほうにコマンドラインが表示され、「Enter」を押してくださいと表示されます。指示の通り Enter キー を押します。

本当に続けてもよろしいですか?(y/n)と表示されますので y を入力し Enter キー を押します。

しばらくすると、再び本当に続けてもよろしいですか?(y/n)と表示されますので y を入力し Enter キー を押します。

進捗の様子が表示されますので、しばらく待ちましょう。

処理が完了したら最後に 「Enter」を押して続けて下さいと表示されますので Enter キー を押します。

以上で Clonezilla による データ移行は完了です。

・もしコマンドプロンプトが表示された場合は exit と入力し Enter キー を押して脱出しましょう。

ではデータ移行が完了しましたので、新しい SSD と現在の HDD(またはSSD)を交換しましょう。まずはPCをシャットダウンします。※パソコンの電源を切ってから30分ほど待ち、ACアダプタおよびバッテリパックを外します。筆者は NEC の VersaPro という機種のノートPCで実施しています。

バッテリパックの取り外し

背面カバーの取り外し

SSDの取り外し

新しいSSDの取り付け

新しいSSD を装着したら電源を入れてみましょう。移行前と全く同じ状態が表示されているはずです。

SSDを交換して電源をいれたら次にパーティションを拡張します。「スタートを右クリック」⇒「ディスクの管理」をクリックします。

すると、未割り当てパーティションが存在しています。

この部分を システムパーティションに統合 します。しかし、システムドライブと未使用領域の間に「回復パーティション(※画像の634MBの部分)」が挟まっているため、ボリュームの拡張は使えません。そのため、まず「回復パーティション」を削除してから未割り当て領域を統合し、最後に再度回復パーティションを復元します。

【※重要】回復パーティション(※画像の634MBの部分)の容量(この場合 634MB)は 必ずメモ しておいてください。回復パーティションを復元する際にこの容量を再設定します。

「パーティション拡張」の手順
  • 手順1
    回復環境の退避
  • 手順2
    回復パーティションの削除
  • 手順3
    未割り当て領域の統合

  • 手順4
    回復パーティションの復元

手順1 回復環境の退避

まずは Windowsの検索バー に「 cmd 」と入力し、表示された「コマンド プロンプト」 を「右クリック」⇒「管理者で実行」します。

コマンドプロンプトに「reagentc /disable」を入力し Enter キー を押します。この操作により回復パーティション上のイメージファイルが C:\Windows\System32\Recovery に退避される。

エクスプローラーで C:\Windows\System32\Recovery を開いて、データが退避されているかを確認します。

ここに2つのファイルが退避されている必要があります。

退避されている必要のある2つのファイル

1.ReAgent.xml

2.Winre.wim

もしかしたら Winre.wim が見当たらないかもしれません。

この Winre.win ファイルは隠しファイルです。さらに、エクスプローラーの 隠しファイルを表示だけ では表示されません。それではこの特殊なファイル Winre.win を表示する手順を確認しましょう。

まずは ≡表示 ⇒ 表示 ⇒ 隠しファイル にチェックを入れます。

次に … をクリックし、「オプション」をクリックします。

フォルダー オプション の 表示タブ をクリックします。

「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない」のチェックを外します。

警告が表示されますがそのまま「はい」をクリックします。

Winre.wim が表示されました。

このファイルは 回復パーティションの復元に必要 ですので、かならず存在していることを確認しておきましょう。

手順2 回復パーティションの削除

次に 回復パーティション を削除します。

「diskpart」と入力し Enter キー を押します。これにより Diskpart を起動します。

「list disk」と入力し Enter キー を押します。これにより ディスクリスト を表示します。

「select disk 0」と入力し Enter キー を押します。

「list partition」と入力し Enter キー を押します。これにより 回復パーティション が Partition 4 であることがわかりました。

「select partition 4」と入力し Enter キー を押します。(※ご自身の 回復パーティション を入力してください。)

「delete part override」を入力し Enter キー を押します。

回復パーティションの削除は以上です。※この画面は閉じないでください。後で使用します。

手順3 未割り当て領域の統合

「スタートを右クリック」⇒「ディスクの管理」をクリックします。

「Cドライブの領域」をクリックします。

「ボリュームの拡張」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリックします。

「完了」をクリックします。

ボリュームが拡張されました。

手順4 回復パーティションの復元

最後に回復パーティションを復元しましょう。コマンドプロンプトに戻りましょう。

「list vol」と入力し Enter キー を押します。Cドライブ が Volume 2である ことが確認できました。

「select vol 2」と入力し Enter キー を押します。(※ご自身の Cドライブの番号 を選択してください。)

「shrink minimum=634」と入力し Enter キー を押します。(※数値はご自身でメモしておいた回復パーティションの容量に変更してください。)

「create partition primary」と入力し Enter キー を押します。

「format quick fs=ntfs label=Recovery」と入力し Enter キー を押します。

「set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac」と入力し Enter キー を押します。この ID は 回復パーティション固有のID であり、この ID を指定する必要があります。

「gpt attributes=0x8000000000000001」と入力し Enter キー を押します。これは 回復パーティション 固有の属性であり、この値 を指定する必要があります。

「exit」と入力し Enter キー を押します。これにより Diskpart を終了します。

「reagentc /enable」と入力し Enter キー を押します。これにより 回復環境を有効化 します。

「reagentc /info」と入力し Enter キー を押します。Windows RE の状態が Enabled になっていればOKです。

「スタートを右クリック」⇒「ディスクの管理」より 回復パーティション が復元されていることが分かります。

以上で 全ての作業が完了 しました。

いかがだったでしょうか。

今回は 現在のHDD(またはSSD)を 新しいSSD に換装する方法をご紹介しました。

今回使用した移行ツール「Clonezilla」は最初は難しいと思いましたが、終わってみると 非常に使いやすかった のでお勧めです。

この記事が皆さんの一助になれば幸いです。

ではまた。

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