たとえば 今日は会社を休みたいなあ と思ったとします。絶対に休みたくて仕方ない。休めたらどんなに幸せだろう。と思ったとします。
そして会社に連絡して、実際に休みました。
そうすると、どうですか?ほっとして、ひと時の間、幸せを感じるでしょう。
ですが、会社を休んで1時間ほど経過したら、こんな気持ちになります。
今日休んだ分の仕事を明日しなければならない、ああ憂鬱だという感じです。
もう明日の心配をしています。
こういうことです。
心配しない人はいないので、どうあがいても 幸せを感じ続けることはできない ということになります。
世界一の大富豪 イーロン・マスク は幸せなのでしょうか。
彼は 何一つ心配がない のでしょうか。
おそらく心配だらけでしょう。心配だから猛烈に仕事して心配や不安を解消していくのでしょう。
心配というのは人間に備わっている機能で、心配しないなら、仕事はほとんど失敗すると思います。
たとえば、あの取引先に提出する資料を用意しなくちゃ、ミスがないように作らなきゃ。というのは当たり前に心配することです。
全く心配しないなら、ミスだらけの資料が出来上がるかもしれません。
だから心配するのは仕方のないことです。
不安になる根源は 老・病・死。
生きれば生きるほど若返っていき、生きれば生きるほど、健康になっていき、絶対に死なないのなら、きっと不安にならないと思います。
ですが、人生は残酷すぎます。
生きれば生きるほど、老いていき、病気になり、死んでいきます。
結局、これが避けられない以上、幸せを感じ続けることができない。
自由な時間があればあるほど、心配になってくるのです。老いや病気や死が。
目の前に病気、死を置いて、それを心配するようになります。
これを回避した人間は一人もいません。
死ななかった人がいないからです。
死ぬまで不安は消えない
目の前の○○を手に入れた、でも 幸せを継続できない理由 は。
○○を手に入れても、老いて、病気になり死ぬと分かっているので、不安になるからです。
目の前に心配を持ってくるんです。
目の前の心配を一つ一つ解消しても、最後の心配は避けられないからです。
老・病・死が最後の不安です。
どうすればいいか
生きる目的を 生きること にする。
どういうことか。
つまり、不安を感じている自分がいて、避けたい。
でも避けることができない。
どうすることもできない。
だけど、生きている。
だからこれでいい、ということです。
ふざけているのではなく、私はそう思っています。
逃げられるところまで逃げる
老・病・死が最後の不安ですが、おそらく毎日不安にさいなまれるでしょう。
その不安の原因から徹底的に逃げましょう。
逃げられない原因は?
プライドとか、責任とか、しなければならないとか、あるかもしれません。
ですが、死ぬほど不安なら逃げて良くないですか?
逃げて逃げて生きていたら目的は達成です。
克服しようとしない
自分は草食動物だとして、目の前にライオンがいます。
逃げないことを選択した場合、100%死にます。
ライオンに戦いを挑むなら、傷つき、苦しみ、必ず死にます。
ですが、逃げるなら、生きる可能性が高まります。
必ず逃げ切れるとは限りませんが、ライオンから逃げないなら生存の可能性がありません。
人生を振り返っても、戦っていいことはなかったです。
成長できたと思えることもありません。苦手なことは、死ぬまで苦手なんです。
克服なんてできないですよ。
精神科を受診する
私はリスペリドンという精神薬を処方されました。
これを飲むと不安がなくなり、気分がよくなります。
ですが、ほとんど飲まないようにしています。
飲まずに苦しんだりしています。
ですが、飲むと効きすぎるので、ほとんど飲んでいません。
最終手段を持っているという安心感があります。
さいごに
○○を手に入れても、最後の不安はさけられません。
ですから、生きることを目的にして、逃げて逃げて生存する戦略をとりましょう。
精神科を受診し薬を手に入れることも あり です。
それは何も悪いことではないです。
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