【悲報】投票所にマジックペン持参者が大量発生！その一票は有効？なぜ鉛筆なのか、真相を徹底解説
2025年07月21日
昨日2025年7月20日に行われた選挙の投開票日、SNS上ではある異例の行動が大きな注目を集めました。「#マジックで投票」「#油性マジック持参」といったハッシュタグと共に、投票所に備え付けの鉛筆ではなく、自ら持参したマジックペンで投票用紙に記入したという報告が相次いだのです。
この動きは、匿名掲示板5ちゃんねるでの「『マジック 投票』で検索してみ？ 笑えるで」という書き込みをきっかけに、X（旧Twitter）などを中心に爆発的に拡散しました (参照: 【悲報】マジックペンを持って投票所に行く人たち、全国に大量発生 – ライブドアブログ, 【5ch民】【悲報】マジックペンを持って投票所に行く人たち、全国に大量発生)。
なぜ、有権者は慣例となっている鉛筆ではなく、マジックペンを手に取ったのでしょうか。そして、その一票は果たして有効なのでしょうか。本記事では、この現象の背景と、選挙にまつわる筆記用具の謎を徹底的に解説します。
SNSで拡散する「マジックペン投票」の実態
今回の選挙では、特定の候補者や政党への投票を呼びかける声と共に、「投票用紙にはマジックペンで書こう」という呼びかけが広く行われました。
実際にXでは、「私も今回は油性マジックで書きました✒️」といった投稿や (参照:
この動きは単なる個人の思いつきではなく、一種のムーブメントとして全国に広がったとみられています。Yahoo!リアルタイム検索でも「マジック」というキーワードが急上昇し、この話題への関心の高さがうかがえます (参照: 「マジック」のYahoo!リアルタイム検索 – X（旧Twitter）を …)。
なぜマジックペン？背景にある「不正選挙」への根深い不信感
では、なぜ多くの有権者が「マジックペン」という選択をしたのでしょうか。その根底には、選挙の公正さに対する根深い不信感、特に「不正選挙」への懸念があります。
SNS上では、以下のような声が多く見られました。
「正直鉛筆で書いたらこすれて消えるかもだからアリとおもうのだけど…」
こっちの方が確実性高いけどダメなの？
正直鉛筆で書いたらこすれて消えるかもだからアリとおもうのだけど… https://t.co/1E0hWWx2QK— DOGURUSUドグルス (@dogurusu) July 20, 2025
「書き換えて不正をする輩がいるから書き換え不可能にするのは大正解。」
SNSの普及って本当に偉大だと思う。 偽の情報や嘘の情報に惑わされる人も増えたけど、無知な人が明らかに減った。 そう、書き換えて不正をする輩がいるから書き換え不可能にするのは大正解。 https://t.co/r8Z5x9nbPq
— 迅 (@strings_vipper) July 20, 2025
これらの意見に共通するのは、「鉛筆で書かれた票は、第三者によって消され、書き換えられる危険性がある」という主張です。この考えがSNSを通じて拡散され、「自分の意思を確実に反映させるためには、消せない筆記用具で書くべきだ」という結論に至った人々が、マジックペンの持参に踏み切ったと考えられます。
【重要】マジックペンで書いた票は「有効」か？
最も気になるのは、マジックペンで書かれた票が有効として扱われるか否かです。
結論から言うと、特定の筆記用具を禁じる法律はなく、候補者名や政党名が明確に識別できれば、原理的には有効となる可能性が高いです。
しかし、選挙管理委員会がマジックペンの使用を推奨しないのには、明確な理由があります。
- インクの滲みと裏写り: 投票用紙の材質によっては、油性マジックのインクが滲んだり、裏に写ったりすることがあります。これにより文字が判読不能になったり、投票の秘密が守られなくなったりするリスクがあります。
- 他の票の汚損: インクが乾ききる前に投票用紙を折ったり、投票箱に入れたりすると、他の有権者が投じた票を汚してしまう可能性があります。
- 開票作業への影響: 多くの選挙で導入されている自動読み取り機（投票用紙分類読取機）が、マジックペンのインクを正しく認識できない可能性があります。機械で読み取れない票は、人の手で確認・判断されることになり、開票作業の遅延につながります。
これらのリスクを考慮すると、マジックペンでの投票は、自らの貴重な一票を意図せず「無効票」にしてしまう危険性をはらんでいると言えます。最終的な判断は各選挙管理委員会の開票管理者に委ねられますが、決して推奨される行為ではありません。
そもそも、なぜ投票所は「鉛筆」なのか？
「不正の温床になる」とまで言われる鉛筆が、なぜ今も多くの投票所で採用されているのでしょうか。これには、実務的な観点からの合理的な理由が存在します。
- 書きやすさと確実性: 投票用紙には、折り曲げに強く、水に濡れても破れにくい合成紙「ユポ」などが使われることがあります。この種の紙は表面が滑らかなため、ボールペンではインクが滑ったり、インクの出が悪くなったりすることがあります。一方、芯の柔らかい鉛筆（HBやB）は、紙質を選ばずに安定して筆記できます。
- コストと管理の容易さ: 全国の投票所に大量に配置する必要があるため、安価で、インク切れの心配もなく、メンテナンスが容易な鉛筆は非常に効率的です。
- トラブル防止: 「インクが出ない」「インクが漏れて手を汚した」といった有権者からのクレームを防ぐ意味合いもあります。芯が折れても、予備が多数用意されているため即座に対応可能です。
ただし、「鉛筆でなければならない」という決まりはなく、自治体によってはボールペンを設置しているケースも報告されています。これは、不正対策をアピールする狙いもあるのかもしれません (参照:
">ぎーP on X: “そういえば昨日、投票所に鉛筆ではなくボールペンが置 …)。結論：正しい情報で、確実な一票を
今回の「マジックペン持参騒動」は、選挙の公正さに対する有権者の強い関心と、SNS時代における情報拡散の危うさという二つの側面を浮き彫りにしました。
不正を許さないという気持ちは、民主主義の根幹を支える上で非常に重要です。しかし、その行動が不正確な情報に基づいている場合、かえって自らの意思表示を無効にしてしまうという皮肉な結果を招きかねません。
選挙に関する筆記用具や投票方法に疑問を持った際は、SNS上の情報を鵜呑みにするのではなく、総務省や、お住まいの市区町村の選挙管理委員会の公式サイトで正確な情報を確認することが最も重要です。
自らの貴重な一票を確実に届けるために。私たち有権者には、情熱と共に、冷静に正しい情報を見極めるリテラシーが求められています。
OnePieceの大ファンであり、考察系YouTuberのチェックを欠かさない。
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